2023年 ジャンボ亭ばずーかの重大ニュース
突然ですが、2023年、私ことジャンボ亭ばずーかの重大ニュースを発表させていただきます!
1:同級生のNくんの死去
今年、高校の同級生のNくんが亡くなりました。Nくんは働きながら趣味で映画を撮って、コンテストに出品していました。昨年、彼の作品に出させてもらいました。撮影はとても楽しく、「また映画とろうで〜!」と約束していたのですが、それは叶わなくなりました。寂しい限りです。
N君はしっかり仕事と家庭を守りながら、合間を縫って脚本を描いたりロケハンしたり、撮影したりといった創作活動をされていました。その生き方はとってもかっこよかった!まだまだ映画を撮りたかったと思います。そして、奥さんとお子さんとも、もっと一緒に過ごしたかったよね。心残りだと思います。
ご冥福をお祈りします。
2:Nさんの死去
20代の頃にパフォーマンス集団、40代になってからお笑い関係の活動をご一緒させてもらったNさんが急に旅立たれました。Nさんには20代の頃、本当にお世話になりました。
Nさんと初めて会った頃、僕は某テレビ局でアルバイトをしていました。毎日、朝早くから深夜、明け方まで働き詰め。上司からは「センスない、バカ、死ね」と罵られ、今では考えられないパワハラ三昧。体も心もボロボロでした。たまに、Nさんとお会いして映画やマンガの話をして大笑いする時間にとても癒されました。その後、Nさんにはアルバイトや仕事を紹介してもらうなど、とってもお世話になりました。
Nさんは、体力と気力の限界まで仕事に打ち込みながら、決して遊び心を忘れずに、ご自分の大好きなワールドを創り続けている方でした。
Nさん、本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。
3:24年ぶりに正社員になる
今年の1月に、「一般社団法人HappyLifeサポートきらり」に正社員として雇ってもらいました。25歳の頃に、1年だけ某企業の正社員だったことがありますが、それ以降はアルバイトや業務請負を経て個人事業、有限会社設立し、それを廃業して10年くらい、主夫をしながら個人事業を継続してきました。
「自分の力で、個人事業で、もう一旗、上げたい」
という気持ちもなくはありませんでした。しかし、事業を継続させ、成長させるには、莫大な時間とエネルギーがいります。また心と体に鞭打って、無理して事業をやり、体力と気力を削られ、家族との関係も悪くなることが、僕は怖かった。
そして何より、昨年まで非常勤として働かしてもらっていた「きらり」がとても楽しく働きやすい環境であることが決め手となって、正社員としてお世話になることにしました。
現実的な話、来年4月から我が家には大学生の子が2人になる予定です。この年で無理だと思っていた正社員になれたことは、本当、助かりました! きらりの皆さん、利用されているお子さんたち、保護者の皆さん、ありがとうございます!
4:保育士試験に合格
今年の9月、2年がかりでようやく保育士試験に合格しました。
2022年4月から勉強を始めたのですが、初めの頃は参考書や問題集を読んでも、全く訳が分からず、
「こんなの、合格なんて無理じゃー」
と、途方に暮れる毎日でした。
しかし、続けていればなんとかなるもので、2022年7月頃から、少しずつ必要な知識が頭に入り始めました。そして1次試験を1回目失敗して2回目で合格し、2次試験もパスし、保育士資格をいただきました。50歳目前の僕がここまでできるとは、思いませんでしたよ、実際。
「継続は力なり」
「千里の道も一歩から」
「塵も積もれば山となる」
という諺の意味を、保育士試験を通じてリアルに体感することができました。
つくづく挑戦して良かったと思います!
5:山川健一先生の『「私」物語化計画』に参加し、小説の勉強を始める
保育士試験合格後、勉強のストレスの反動で、時間さえあれば、テレビゲームに興じてしまう日々がしばらく続きました。それはそれで楽しかったのですが、
(せっかく身についた勉強の習慣を、このまま無くすのも惜しいのう)
と思い、色々と検討した結果、小説を書く勉強をすることにしました。
小学生の頃から、「将来はお笑い芸人か、小説家になりたい」と思ってました。
お笑い芸人の方は、お陰様でプロのような感じで実現したので、
次は小説だー!というわけで、以前から気になっていた、山川健一先生のオンラインサロン『「私」物語化計画』に参加しました。
おかげさまで、課題として出した短編小説を、山川先生から褒めていただきました。プロの作家の方に褒めてもらえるなんて!僕は泣きましたよ。
小説の方も、毎日少しずつ書いて、少しずつ、力をつけていければと思っています。
6:口コミの広がりを感じる
今年は、これまで全くご縁のなかった団体さんからのコントや講演ご依頼をいただき、驚くことが何回かありました。
「なぜ、私のことをご存知なんですか?」
とお聞きすると、過去にコントをさせていただいたことがある団体の担当者さんからのご紹介であることが多かったです。ご紹介いただいた方、本当にありがとうございます。
ジャンボ師匠の門を叩いて芸人の世界に入って来年で13年目に入ります。途中、うまくいかなくて辞めてしまった時期もありました。それでも、知らない方からご依頼いただくようになり、自分が芸人として、それなりの実績を積み上げてきたことを実感させていただくことができました。本当に、ありがたいことです。
7:アレを全て捨てる
阪神タイガーズ優勝の「アレ」ではありません。ちょっと恥ずかしくて、ここでは詳細を書けない「アレ」を全て捨てました。いや、捨てたというより「消した」と言った方が正しいでしょうか。
きっかけは、YouTubeで「アレを見すぎると、うつ病になりやすい」という動画を見たからです。そういった書籍も出版されているみたいです。
考えてみれば12、3年前、私の鬱傾向が強まった時、当時の自分としては気分転換、息抜きだと思って、アレをよく見ていました。気がつくと真夜中に数時間見ていたこともあった。
これまでコレクションした大量のアレを消すのは、正直、躊躇しました。しかし、それ以上に、「鬱病が怖い」という恐怖心の方が勝り、消すことにしました。
アレを消して見なくなることで逆にストレスがたまるのでは? と危惧していましたが、全くそんなことはありませんでした。むしろ、寝起きが良くなり、気持ちの浮き沈みも少なくなり、いろんなことに前向きに取り込めるようになりました。
妻に「もし、俺が不慮の事故で死んだら、パソコンと外付けハードディスクを叩き壊して欲しい。だって、アレが見つかったら恥ずかしいから」と伝えてました。
今後、万が一私が急死しても、妻にそうしてもらう必要はなくなりました。何も恥ずかしいものはありません。どうぞ私のパソコンとハードディスクの中をご覧ください。
8:ホットヨガに1年以上通う
昨年9月に、妻に誘われてホットヨガLAVAに通い始めました。これが、思った以上に良い効果を日々の生活に与えてくれています。僕はマイナス思考で落ち込みやすい性格ですが、週に1、2回、ヨガで体を動かし汗をかくと、体だけでなく頭の中もスッキリします。それで、仕事も芸人活動も、前向きに頑張れたと思います。
そして、妻と共通の話題ができたのが嬉しい。LAVAのコース内容やヨガのポーズについて、あれやこれやと話をして盛り上がっています。
1年以上続けても、あいかわらず体は硬くて、ポーズと取るのも難儀していますが、ぼちぼちと続けていこうと思います。
9:小学生と中学生の男の子に漫才台本を提供する
勤務している児童デイ「きらり」で、小学生と中学生の男の子が漫才コンビを結成しました。コンビ名は「義務教育ブラザーズ」!
私が台本を書かせてもらい、練習してお楽しみ会で漫才を披露してくれました。二人とも堂々と演じ切ってくれて、爆笑をかっさらっていました!その姿を見て、僕は嬉しくて、涙が出そうでした。
きらりに通うお子さんが、僕が大好きな「お笑い」を、本来の自分を取り戻したり、表現できるようになるきかっけにしてくれて、本当に芸人をやってて良かったと思いました。
僕自身が目立ちたいとか、チヤホヤされたいとか、そういった邪念もあって、芸人をやってます。しかし、楽しそうに漫才をしてくれた「義務教育ブラザーズ」を見て、
(こういう瞬間のために、お笑いをやってるんだよな〜)
と、改めて思いました。
10:ひっそりと映画監督デビューする
私のストーリー作り&コント作りの大師匠であるぴこ山ぴこ蔵先生からのご紹介で、動画編集をされている升田企画の升田規裕さんをご紹介いただきました。そして、「三人のドンデニスタ」という会に加えていただきました。そして、この会で、何か新しい企画や事業を立ち上げることができないか、検討する場に参加させていただきました。
その中で、「まずは一つ、作品を作ってみよう」ということで、私が書いた脚本をもとに、ショートムービーを作らせていただきました。題して「ニートは詐欺師を二度見する」。
ジャンボ亭ばずーか 初監督作品「ニートは詐欺師を二度見する」
超・低予算のため、静止画をつなぎ合わせ、出演者は、ほぼ全員私という、とってもチープな作品になっております。
ちなみに、おばあさん役で出演されている方は、ご近所に住む、ナミさんという80代の女性です。
「死ぬまでに一度、女優をやりたいんです」
というご相談を受け、夢を叶えるお手伝いをしたいと思い、この作品を作りました。
●まとめ
2013年にうつ病で仕事と収入を一気に無くし、ドロップアウトし、家族を路頭に迷わせました。この挫折から這いあがろうと、僕なりに苦しみ、あがいてきました。その成果が、ようやく実を結んだのが、ちょうど10年目の2023年という年だったと思います。
気がつくと、恥ずかしくて隠したいと思っていた、上記の挫折の経験こそが、今の僕のアイデンティティになっていました。いつの間にか、その後の人生を切り開く力になってくれていました。
この10年は、自分のことで精一杯で、人には構っていられませんでした。来年はもう少し、周りの人や世の中に気を配って生きていこうと思います。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願いします!
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